/2019/07/17 Modify
    レッスン1 初めて曲を作る

 注、ブラウザの種類でスロールしない場合は、楽曲作成ページのLessonを参照してください。

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  1. サンプル曲を作る
   ディレクトリ名を sample、ファイル名を tm1とします。

  1.1 sample ディレクトリを作成する。
   

  1.2 sample ディレクトリができたらDir:入力欄にsample と入れる。
   

  1.3 曲のファイル tm1 を作る
   meg 4 tmp とコマンドを入力して4小節の譜面を作ります。
   

  tm1ファイルが出来ましたらFn:: の入力欄にtm1 と入力します。
   

  1.4 コンダクター・ファイルを開きテンポ、キーの設定を行う。
  tm1 のメイン画面が開きましたらCのファイルをクリックして開きます。
   

 ファイルが開きましたら lessonのテンポ設定 {/60}と調、拍設定{$4/4}のコメントをはずします。
 初期状態で{Generate _/ note lines} << >> の設定がされています。
 [meb/000] のボタンを押してテキスト補正を行います。
  

  小節行が出来ます。
  

  1.5 パート・ファイルを開き音符を入れる
  パート・ファイルを開きます。
   

  b) ノート行の作成と音符記号
   ノート行作成のための文字は以下になります。
     全音符 O または、 _/w

     2分音符 o または、 _/h

     4分音符 /

     8分音符 //

    16分音符 ///

 その他は以下になります。
   

 c) 休符行作成と休符記号
     全休符 Rw

     2分休符 Rh

     4分休符 R

     8分休符 r

 その他は以下になります。
   

  開いたパート・ファイルに以下の音符を入れてみます。
 

  右手部分(譜面の上段と音記号)のノート行作成、休符行作成コマンドを入れます。
  

  [meb/015] ボタンを押すと以下になります。
  

 音符を数値で入力します。めんどうですが慣れると楽になります。
  

 左手パート(譜面下段へ音記号)の音符を入れます。ここではBのリンクをクリックします。
   

  左手部分のノート行作成、休符行作成コマンドを入れます。
  

  [meb/015] ボタンを押すと以下になります。
  

 音符を入れます。
  

  1.6 環境ファイルを初期化する
 メイン画面でmnew コマンドを実行し楽器ファイルなどの環境ファイルを初期化します。

 

  1.7 楽器の取り扱い
 [meb] ボタンを実行すると楽器名が表示されます。
  

  1.8 MIDIファイルの再生
   [make] を実行して tm1.mid ファイルをクリックして演奏を聞いてみてください。

  

 楽器名がGM音源で下図の緑円内で記載された設定になっています
 楽器ファイルtm.dat を参照してみてください。
 楽器ファイルでポート0はGM音源、チャネルは下記に設定されています。
 音源の変更はInstruments ファイルを編集するかチャネルを変更することで可能になります。
 例、 チャネルの変更
 緑円内のChanのドット文字の個所にチャネル番号を記入して[meb]ボタンを実行します。

 楽器ファイル
 下図の右下に楽器ファイルの一部が表示されています。
 PC#はプログラムチェンジ番号です。
 楽器ファイル(tm1.dat) を編集することで楽器の変更が可能です。
 ファイルにGM音源のプログラムNo.が記載されていますので参考にしてください。

 

  1.9 リズムを入れる
  メイン画面のDirector Link Window でRのリンクをクリックします。
   

  リズム・パートが開きましたら、ここでは8ビートのリズムを使ってみます。
  8分音符のノート行を作成します。{Generate _/) note lines} コマンド行の
  先頭文字を削除して(コメントをはずす)、[meb/019] ボタンを押して補正を実行します。

  

  リズム楽器用のノート行が生成されます。
  


  GM音源のリズムセットがInstruments ファイル tm1.dat に記載されています。
  (下図の赤円内の記載を参照してください。)
  リズムセットを参考にするためテキストをリズム・パートにコピーします。

  

  コピーはカット、アンドペーストで行います。コピーが出来たら[save/019] ボタンを押して
  保存してください。

  

  リズムデータを入力します。
  1小節目は、スネアを入力します。
  2小節目は、キックを入力します。
  3小節目は、クローズハイハットを入力します。
  4小節目は、上記の全てを入力します。
  

  1.10 バックアップを取る
   

  なるべく頻繁にバックアップをしてください。
  メイン画面からbak コマンドで実行するとbak ディレクトリにtm1 関連の全てのファイルがバックアップ
  されます。元に戻すコマンドはres です。

  1.11 トラックの追加
  新しくトラックの追加をする場合はまず既存のトラックのコピーを行います。
  次に新しいトラックのノート行、休符行をクリアします。
  例、
  メイン画面にてコピー元のトラックに*文字、コピー先のトラックに+文字を上書きします。
  [meb] ボタンを実行します。

  

  コピーされた新しいトラックのリンクをクリックします。

 

  1.12 ノート行、休符行の削除
  新しいトラックのノート行と休符行の削除をします。
  {Delete note lines} {Delete rest lines} のコメントをはずして [meb/016] ボタンを実行します。
  

  ノート行、休符行がなくなります。

  

  1.13 シーケンスの追加
  メイン画面にてコピー元のシーケンスに*文字、
  コピー先のシーケンスに+文字を上書きします。[meb] ボタンを実行します。

  

  シーケンスが追加されました。
  演奏は2回繰り返しになります。

  

  1.14 トラックの移動
  メイン画面にて移動元のトラックに*文字、
  移動先のトラックに@文字を上書きします。[meb] ボタンを実行します。

  

  1.15 楽器名の変更
  移動先の楽器に変わります。

  

  1.16 サンプル曲の演奏
  [meb] 、[make]を実行してtm1.mid を聞いてみてください。
  譜面にある4小節の伴奏とリズムが2回繰り返す演奏が聞けます。
  以上でテンプレートが出来ましたので次にコードとメロディを作ります。

 2. コードの設定
   サンプル曲の楽譜は以下になります。

 

  2.1 コード進行を決める

   調はハ調長です.
   環境ファイルのメジャーコード (tm1cpj) を参考にコード進行を決めます。

   サンプルにコードとメロディを乗せてみます。
   コード進行は、小節単位で I -> V -> IV -> IV -> ( I ) -> ( V ) -> ( IV ) -> ( V7 - I )
   としてみます。
   ( ) は、tm1cpj からシーケンス1のコードをコピーしました。

  (コード進行ファイルは好みの進行を追加、変更が可能ですがここでは行いません。
   サンプルは一例ですので他の方法も試みてください。)

  2.2 シーケンス0のコンダクター・ファイルを開きコードを入れる


  コンダクター・ファイルの各小節の{!} コード行にローマ数字でコードを入れます。
  

  [meb/000] ボタンを押すとコード名が表示されます。
  

  2.3 シーケンス1のコンダクター・ファイルを開きコードを入れる


  コンダクター・ファイルの各小節の{!} コード行にローマ字でのコードを入れます。
  

  [meb/100] ボタンを押すとコード名が表示されます。
  

  2.4 メイン画面で[meb] ボタンを押しコードを楽曲全体のパートに反映する

  

  2.5 トラックの追加
  トラックの追加はコピーで行います。
  ここではPianoの位置にBassのトラックをコピーをします。
  メイン画面で、コピー元トラックを* 文字、コピー先トラックに+文字を上書きして[meb] ボタンで実行します。
  注、メイン画面のChannelは0からf までの16進数ですので8はMIDIチャネルの9になります。

 

  チャネル9にPiano のトラックが追加されます。

 

  2.6 小節行の変更
  コピーしたBass用の小節行をPiano用の小節行に変更します。
  変更はDirector Link Window のB文字をM文字で上書きします。
  メイン画面で[meb] ボタンを実行します。

 

  Director Link Window のパート C 18 がBBからMMに変更されています。
  パートC 18 MM をクリックして中身を確認してください。
  Bass がPianoパートの小節行、ノート行に変更されています。

 


  2.7 Bass にコード音を入れる
  コードのルート音を自動で入れます。
  C 1e BB をクリックしてパート・ファイルを開きます。

   

  ノート行、休符行を削除して新たに 2分音符のノート行を生成します。

   

  [meb/01e] ボタンを実行してノート行が以下になっているのを確認してください。
  ノート行のドット'.' 文字はコード音の位置です。
  ドットの位置に数値を上書きするとコード音が作成されます。

  

  シケンス1の[meb/11e] も上記と同じ作業をしてください。

  

  2.8 コード音の自動作成
  コード音はドットの位置に数値を上書きすればいいのですが、コード音の自動作成を使うことで
  コードが変化してもそのままコード音を入れ替えることが可能になります。
  下記、#define Chord_velocity "5......" を設定して[meb/01e] を実行してください。

  

  #Defineで左端のコード音の強さを数値5で定義してあります。
  コードのルート音に数値5の音が入ります。

  

  シーケンス1も同様に実行します。
  

  メイン画面で[make] を実行して tm1.mid を聞いてみてください。
  

  バックアップもなるべく頻繁に行ってください。
   

  3. メロディを作る
  3.1 創作
  コードを聞きながらイメージに合ったメロディをピアノやキーボードで探します。
   

  シーケンス0のメロディ・パートに以下のノート行を作ってみます。
  

  3.2 コード音の位置設定
  ドットで表示されたコードの位置が低いので、位置を中央Cの近くに上げます。
  #define Chord_base_position 2 を 3 に設定を変更して[meb/016] ボタンを実行します。

  

  3.3 メロディを入れる
  コード音の位置が移動します。とりあえずコードの位置にメロディを上書きしてみます。

  注、オクターブ上、下の位置もコード音です。
  以下の図で使われているコロン:文字は、音を伸ばすタイやシンコペーションの用途に使います。

  

  残りの2小節もメロディを入れます。
  注、水色のドット'.'と'x' は、アベイラブル・ノートの位置でごみではありません。
  

  3.4 パート・ファイルのコピー
  シーケンス1のメロディはシーケンス0のメロディ・パートをコピーして利用することにします。
  コピーはメイン画面で、コピー元のパートに*文字、コピー先パートに+文字を上書きして
  [meb] ボタンで実行します。
   

  シーケンス1のメロディがコピーされました。

  3.5 メロディ変更
  4小節目のコード進行がV7 -> I ですのでメロディの変更をします。

  

  以下に変更をします。
  

  メロディの楽譜は以下になります。



  メイン画面で [make] を実行して tm1.mid を聞いてみてください。

  

  曲に感性があるとは思えませんが、テキスト画面の操作、コマンド、伴奏、リズム、
  コード設定、Bass の作成、メロディ作成までの手順が理解できたかと思います。
  以上でレッスン1を終わります。お疲れさま、

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