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   7. ファイル構成とSSGコマンド

   楽曲は、以下の複数ファイルで構成されます。
   各ファイルのリンクをクリックするとファイルのサンプルが表示されます。

  7.1 ディレクター・ファイル
    楽曲全体の管理をします。

  7.2 コンダクター・ファイル
    シーケンスの管理をします。

  7.3 パート・ファイル
    パートの演奏を行います。

  7.4 コード・ルール・ファイル
    楽曲でのコード進行を管理します。
   ・ メジャー・コード・ファイル
   ・ マイナー・コード・ファイル

  7.5 楽器ファイル
    楽曲で利用する楽器(音源)の管理をします。
    @で始まる行で楽器の設定をおこないます。

  7.6 メモファイル
    楽曲作成のメモを記載します。

   

  7.7 作業ファイル
    ・オブジェクト中間ファイル
     .mec はコンパイルにて作成される中間ファイルです。
    ・Web用作業ファイル
     .html はWeb用の作業ファイルです。
    ・バックアップ用ファイル
     .meb は[meb] コマンドのバックアップ・ファイルで[rev/xyy] で再表示されます。

  7.8 実行ファイル
    [mec]で作成された中間ファイルのリンクにて結合された実行ファイルです。

  7.9 ディレクトリ
    楽曲作成の効率化のため複数ディレクトリでのバージョン管理を行うことをお勧めします。

    下図では mkdir コマンドで tm3 ディレクトリを作成

   

     /tmp ディレクトリにtm1、tm2、tm3 のサブ・ディレクトリを作成します。

  7.10 SSGコマンド
    サブ・ディレクトリ間の楽曲データは、ssg コマンドでまとめてコピーできます。

   SSGコマンドは、楽曲のディレクトリ内にバージョン管理用の複数サブディレクトリを作り、
   世代管理にて
安全に楽曲作成を行う場合に有効なコマンドです。

    例、複数サブ・ディレクトリによるバージョン管理

     1) tmp のディレクトリ内にtm1, tm2, tm3 のサブ・ディレクトリを作ります。

   

     2) tmp のファイルをサブ・ディレクトリ tm1 にコピーします。

   

     3) tm1のサブ・ディレクトリに移動して tmp ファイルが出来ているのを確認します。

   

     4) 楽曲をmcp コマンドにてtmp から tm1にコピーします。

   

     5) 楽曲 tmp を削除してtm1 が残っているのを確認します。

   

     6) bak コマンドにてtm1 をバックアップします。

   

     7) tm2 のディレクトリに移動し ssg tm1 tm2 コマンドを実行します。

   

     8) [min] ボタンを実行、bak コマンドにてtm2 をバックアップします。

   

     9) tm3 のディレクトリに移動し ssg tm2 tm3 コマンドを実行します。

   

     10) Fn:[ ] にtm3を入力、[Begin] ボタンを実行、bak コマンドにてtm3 をバックアップします。

   

     11) 上記 7) 、 8) 、9) 、10)をくりかえし楽曲を作ります。
       tm1 -> tm2 -> tm3 -> tm1 -> tm2 -> tm3 ....

    ディレクトリの数に制限はありません。それぞれのディレクトリには、bak コマンドで作成された
    バックアップ・ファイルが存在します。

    注、
     ・ssg コマンドは、 ssg fn1 fn2 で../fn1のディレクトリにあるfn1* のファイルをfn2 ディレクトリに
     fn2*のファイル名でコピーします。
     ・mcp コマンドは、 mc fn1 fn2 で同一ディレクトリ内にあるfn1* のファイルをfn2* のファイル名
     でコピーします。
     ・../fn1 のディレクトリにあるfn1* のファイルをfn2のディレクトリにfn1* と同じファイル名で
     コピーをする場合は、cp ../fn1/fn1* . のUNIXコマンドを使います。

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