/2020/08/06 Modify
レッスン6 その1
6. 楽曲作成例
メイン画面のコマンドでmkdir sample6 と入力してsample6 ディレクトリを作成します。
メイン画面Dir: の入力欄にsample6 と入力し [Begin] ボタンを実行してディレクトリの
移動をします。
メイン画面のコマンドでh (help) と入力すると利用可能なコマンド一覧が表示されます。
ここでは cp コマンドを使ってレッスン2で作ったメロディをコピーして楽曲作成に利用します。
cp コマンドはUNIXのコマンドを使いますのでUNIXを使い慣れている方は簡単に利用できる
と思います。
ここでは、以下のコマンドを入力します。
cp ../sample2/tm2* .
コピーしたtm2 ファイルをsm1 に移動する。
mmv tm2 sm1
注、現状はtm2が消去されずに残っていますので
rm tm2* コマンドの入力が必要です、(用対策)
または、
mcp tm2 sm1 として
rm tm2*
とします。
sample6 のディレクトリにsm1 のファイルが出来ていますのでFn: 「 」の入力欄に
sm1 と入れて[Begin] ボタンを実行します。
メイン画面の[min] ボタンを実行するとディレクター・ファイルの画面が大きく表示されます。
ファイル名(楽曲名)がsm1 に変わっただけで中身はtm2 と同じです。
とりあえずbak コマンドでsm1 ファイルをバックアップをします。
ここでは、楽曲作成中のデータ消失時にリカバリーができるように複数のディレクトリを
利用してデータの保存が可能なssg コマンドを利用します。
ssg コマンドで使うディレクトリはsm1、sm2、sm3、、、として、これをsm1
-> sm2 -> sm3 -> sm1 ->、、
の順に繰り返して使うことで世代でのバックアップを可能とします。(Fn はクリアにします)
メイン画面のコマンドで
mkdir sm1
mkdir sm2
mkdir sm3
mkdir 、、
と入力してsm1、sm2、sm3、、のディレクトリを作成します。
メイン画面のコマンドで
cp sm1* sm1
と入力し、sm1* ファイルをsm1 ディレクトリにコピーします。
注、 sm1* はsm1.meg sm1.dat sm1_xyy.meg ..等の全てをまとめたファイルです。
メイン画面のコマンドで
rm *
とコマンドを実行するとbak 、sm1、sm2、sm3 ディレクトリのみ残ります。
sm2 ディレクトリに移動します。
未だファイルは何もありません。
メイン画面ののコマンドで
ssg sm1 sm2
と実行します。
sm2 のファイルが出来ます。
ファイル名、Fn: 「 」入力欄にsm2 と入力し[Begin] ボタンを実行し、
[min] ボタンを実行すると以下の画面が表示されます。
ファイル名は全てsm2 になっています。
[meb]、[make] ボタンを実行し、sm2.mid ファイルを聞いてsm1.mid と同じ演奏になっているのを
確認します。
ここからは、感性が求められるので頑張り時です。
多少の思考錯誤がありますが進めます。
シーケンス0 をシーケンス2にコピーします。
シーケンス2 を3 にコピーします。
コピーが出来ましたら[meb]、[make] を実行し、bak コマンドでバックアップをしておきます。
イントロ部分のメロディが欲しかったのでこれでシーケンス0、1にイントロを作る環境が準備できました。
シーケンス0のメロディ 015 ファイルのノート行と休符行の削除をします。
[mob] ボタンを実行ます。
出だしのメロディを以下で作りました。
シーケンス0のピアノ伴奏パートを開きます。
伴奏パートでダイナミック・エクスパンド設定行をコメントアウトしておきます。
注、ダイナミック・エクスパンド設定行はノート行のP_Exp カラムに自動的に
ダイナミック・エクスパンド設定を行います。ノート行が新たに追加されると新たな
設定に変わってしまいます。
ダイナミック・エクスパンド行のデコードを行います。
_/)-166 の行は楽譜では4分音符の3レンプですので、ノート行を上書きで3連譜に
書き換えます。
コード音がノート行に自動的に入るのを止めるため#define Chord_velocity
行の数値を
ドットに変更します。
以下は操作画面のレイアウトの例です。
メロディ・パートを追加します。
追加したメロディ・パートを開きます。
開いたパート・ファイルのノート行と休符行を削除します。
ストリングスのメロディを追加しました。
以下はシーケンス1のストリングスでのメロディです。
楽曲をまとめるのにメモ帳を使って整理します。
メロディの繋ぎにフルートを加えます。
追加したフルート・パートを開きます。
メロディを変えて6小節以下をカットし5小節目をノート行削除、ノート追加のコマンド行を
入れます。7、8小節を作成するため小節行作成コマンド行を2つ入れます。
[meb/011] ボタンを実行します。
[meb/011]実行後は以下になります。
シーケンス0のフルート・パートのメロディを以下にしました。
6小節目のコードをsus4 にして変化をつけました。
シーケンス1のフルート・パートをバイオリン・パートからコピーします。
シーケンス1のフルート・パートを開きます。
ノート行、休符行を削除します。
新たに32分音符で装飾を入れることにします。
音符を入れます。
シーケンス1のMse 画面を開き演奏の確認をします。
ひとまずバックアップをしておきます。
メイン画面のディレクトリをsample6/sm3 に変更します。
その後、メイン画面のコマンドでssg sm2 sm3 と入力して実行します。
メイン画面のFn : 「 」 にsm3 と入力して[Begin] ボタンを実行することで、
sm2 ディレクトリのsm2 ファイルがsm3 ディレクトリにsm3 のファイル名でコピーされます。
sm2、sm3 のファイルは複数のファイルで構成されているのですがssg コマンドは一括して
コピーを行います。
安全のために、[meb] 、[make] bak コマンドの実行をしておきます。
これでsm3 を変更してもsm1、sm2 にバックアップが残っていますので
安心して先に進めます。
構成が見えてきましたのでメモを付けることにします。
演奏を正しくするため小節内に拍をつけます。
拍はコンダクター・ファイルにてDynamic Velocity の設定で行います。
下記*8 は8小節の設定を行う指定です。
実行後はdymc のカラムが以下になります。
残りのシーケンスも同様の設定を行います。
dymc は、全てのパートの音について%値で積を行い演奏されます。
例での各小節の演奏は、4拍を強、弱、中強、弱になります。
Bメロ用のシーケンスを作ります。
メイン画面でシーケンス2をシーケンス4にコピーします。
シーケンス4のコンダクター・ファイルをシーケンス5にコピーします。
シーケンス5のMusicBoxパートファイルをシーケンス6にコピーします。
シーケンス4のMusicBoxメロディを少し変更します。
シーケンス5のMusicBoxメロディを作りますが、小節数が足りません。
シケンス5のコンダクター・ファイルで小節を追加するコマンド(グローバル)を入れます。
他のパートも小節行を追加するためメイン画面で[meb] ボタンを実行します。
[rev/500]ボタンを実行します。
シケンス5のディレクター・ファイルで追加した小節に4分音符のノート行を入れます。
小節の追加ができました。
演奏時間が正しく追加されていない場合はもう一度メイン画面の[meb] ボタンを実行
して[rev/500] ボタンで確認します。
とりあえず浮かんだメロディをBメロとして採用します。
伴奏と低音部用のパートをメロディ・パートからコピーします。
コピーしたパートの小節の種類が目的のパートで利用する小節の種類と異なっています。
それぞれのパートの文字を上書きで変更して[meb] ボタンを実行します。
シーケンス5のピアノ・パートを開きます。
コピーされたメロディが残っています。
ノート行と休符行を削除します。
小節行だけのファイルになります。
Bass のパートも同様に行います。
メイン画面で[meb] 、[make] を実行してsm3.mid での演奏確認で問題がないことを確認します。
Command 「」 欄でbak コマンドを実行します。
sm3 ディレクトリの作業はここで終了にして、次からはsm1 ディレクトリでの作業に移ることにします。
[Fin] ボタンを実行して不要なファイルを削除して終了します。
[Fin] ボタンを実行すると下記の画面が表示されます。
用語集