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 14. ゲートタイムの設定

  楽曲や楽器よってなめらかな演奏や短めの演奏をしたい場合があります。
 ここでは、MIDI ノート行で楽曲単位、パート単位でのゲートタイム設定をおこないます。


 14.1 ゲートタイムについて
  ゲートタイムは、ノート行の %xx の値で設定されます。
 % : ratio (percentage) xx : gatetime

 例
 {m.m. _/ = 60} 4分音符のテンポ 60 BPM
 {$4/4 C_Major} 4/4 拍子
 %60 _/  ノート行、4分音符行にあるノートのゲートタイムは、%90 で以下のサンプルをご覧ください。

 ソースコード

 


 シンセパート2小節目4分音符 ミ(E)の音符は、音の強さ 5 x 12.8 = 64 MIDI velocity on 64
 ノート行のゲートレイトは %90 です。
 イベントリストの 緑枠の数値 2160 は、dtで直前のイベントからの経過時間になります。

 イベントリストは以下の値を表示しています。
 dt 12600 Port2 MIDI Chanel 1 NoteNo 64 Velocity val. 64 Note on
 dt 12600 は先のイベントからの経過時間、単位 1/2400 sec : 12600/2400 = 5.25 sec

 dt 2160 Port2 MIDI Chanel 1 NoteNo 64 Velocity val. 0 Note off
 dt 2160 は先の Note on イベントからの経過時間、単位 1/2400 sec : 2160/2400 = 0.9 sec
 _/ = 60 BPM なので、 %90 _/ ミ(E)の演奏時間は1sec の90% で、0.9 sec になります。


 イベントリスト

 


 14.2 パート内でのゲートタイム設定

 
  上図 #set gate_rate の設定行を実行可能状態(先頭文字の空白を削除)にすることでパートファイル内の
  ノート行のゲートタイムは指定された値に設定されます。
  優先順位
  シーケンス単位の{#set #define } コマンドとパート内の #set #define コマンドの優先順は、
  パート内のコマンドが優先です。

 14.3 シーケンス単位でのゲートタイム設定

 

 14.4 連符のゲートレイト設定用のパラメータ
  連符のゲートレイト設定は、#set gate_rate_parameter 行で指定された値で調整されます。
  パラメータの値は、0 - 49 で 25 が標準です。
  連符のゲートレイトは、音符の長さ、連符の数、パラメータ値で決定されます。
  連符の数が少ない場合は大さく、パラメータの値が大きい場合は大きくなります。

  例、
  #set gate_rate_parameter 10
 

  #set gate_rate_parameter 20
 

  #set gate_rate_parameter 30
 

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