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 16.楽器の音域と移調楽器

   楽器の音域の表示と移調楽器の設定ファイルの説明をおこないます。
   楽器設定ファイルは楽曲毎に作成され、ファイル名 xxrds.dat です。
   上記 xxrds.dat ファイル名の xx は : Main Window で入力した File Name です。

  例、 mv1rds.dat
   Directory名は、bs5 ファイル名は、mv1です。

  

   mv1rdf.dat の一部

   左から、 楽器名、symtype: 楽器識別番号.、symv1: 最低音、symv2:最高音、
         symv3: Transpotitionの値、symv4: 音程、 楽器名の利用国

    ここでは、CL.in_B& を例によって説明をします。

   
   


   楽器の音域を小節行に表示します。
   楽器は、 クラリネットを @Cl.in_B& で指定しています。
   最低音のNote No. 51 、最高音のNote No. 92 ですので、小節行に楽器の音域が
   アンダーバーで示されます。下図の赤丸を参照ください。

   

   クラリネットB& は移調楽器ですので、通常オーケストラの楽譜では、移調された調で記載されます。
   ここの例では、ハ短調からニ短調への移調となります。

    C_minor -> D_minor
   また、音程は2度、Transposition 値は、 -2 ですので、パートファイルでの tp の欄は -2が設定されます。

    {$&&&2/4 C_minor}
    $&2/4 D_minor Transpose -2

   下図の緑丸を参照ください。

   

   


   サンプル

   Beethove Symphony No.5 Op.67
   ベートーベン交響曲 第5番 ハ短調の最初の小節の例

   
  
   クラリネットとバイオリン1のスコアを確認してください。
   クラリネッパートは移調楽器ですのでニ短調で記載されます。

    クラリネットパートの例

   

    バイオリンパート 1

   


   @inst コマンド行について
   各パートファイルで使用する楽器の種類を記入します。
   (注、メイン画面ディレクター・ファイルでの@ラインとは異なります。)

   コマンド・フォーマット
   @inst Comment
    inst : Musical Sym ファイルの楽器名を指定します。
      楽器名は、ディレクター・ファイルの@ラインの先頭に表示されます。
    Comment : コメントを記入します。
      Commentは、ディレクター・ファイルの@ラインの@inst カラムに表示されます。

   例、
    パート・ファイルに記入された@ラインと、
    メイン画面、ディレクター・ファイルの@ラインとの関わり

    @Cl.in_B&
    @Vn. Vn.I (下図の赤丸を参照してください。Vn 赤丸左、VnI 赤丸右端)

   


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