6. シーケンスとトラック
楽曲の時間進行をシーケンス単位でのタイムコードで行います。
6.1 シーケンス
メイン画面のDirector Link Window にあるcで始まる0からZまでの列になります。
画面サイズがS,Mの場合はシーケンスは0からFまで、画面サイズがLの場合は0からZまでの列
の表示なります。
6.2 トラック
下図のDirector Link Window のcで始まる00行から1fまでの行になります。
例、
上図ではシーケンス0 の列は、tmp_000.meg、tmp_015.meg tmp_018.meg tmp_019.meg tmp_01e.meg
のファイルになります。
6.3 コンダクター・トラック
メイン画面のDirector Link Window にあるC 00で始まる行になります。
6.4 コンダクター・ファイルのテンポ設定 (k-cfile.txt)
コンダクター・ファイルは、メイン画面のDirector Link Window にあるC
00 で始まる行にある
Cの文字で示されたリンク先のファイルになります。
6.4.1 テンポ指定
テンポ指定は、音符の長さの時間で指定します。
例、 4分音符で1拍のメトロノームとして m.m. _/ = 90 はテンポ90になります。
下記のテンポ指定では時間進行が全て同じになります。
/60 -> m.m. _/ = 60
/90 -> m.m. _/ = 90
/h45 -> m.m. o/ = 45
//180 -> m.m. _/) = 180
6.4.2 SMPTEタイムコードとMIDIタイムコード
時間の管理は、SMPTEタイムコードと同じhh:mm:ss/ff.ff (flame)で行っています。
SMPTEとはSociety of Motion Picture and Television Engineers で映像技術の規格で
タイミングを絶対時間で管理します。このタイムコードを元にMIDIタイムコードがあります。
Session Window で.mexファイルの選択をしてください。
.midファイルを選択した場合はMIDIタイムコードの出力はおこないません。
Dropコードについて(SMPTE-TimeCode-30Drop.txt)
6.4.3 タイムコードの種類と演奏開始時間の指定
注、A! MusicServer ではタイムコード出力はありません。
外部の機器と同期をとって演奏をする場合などのため演奏開始時間をタイムコードにて指定します。
タイムコードの種類は下記の0,1,2,3がありますが、30 flame(non drop)/Sec
のみ指定可能です。
0 - 24 flame /sec
1 - 25 flame /sec
2 - 30 flame(drop)/sec
3 - 30 flame(non drop)/sec
例、MIDIタイムコードをタイプ3の30フレーム、ノンドロップで開始時間を00:00:00/00.00
で指定、
タイムラグなし
===Start Time===
Smpte flame type = 3
Smpte start time = 00:00:00/00.00
Smpte lag time = 00:00:00/00.00
6.4.4 拍子による時間表示
例、4分音符1泊のテンポを60とした場合のタイムコード表記は下図になります。
(1拍毎に1秒進みます。)
6.4.5 テンポ設定を途中で変更する
テンポ設定を変更する方法です。
テンポ設定値を変更し、tempoの変更コマンドを実行します。
[実行方法]
テンポコマンド {/90} を -c000004 行の次に記入して [meb/000] ボタンを実行します。
上記、実行結果
{Reset tempo values} <- tempo変更コマンド
(コンダクタ・ファイルの上記コマンドの先頭カラムのスペースを削除して[meb/xyy]を実行する。)
上記、実行結果
6.4.6 テンポを途中で変更する
テンポの値を変える方法です。
tempo の値を書き換えます。
注、
ただし
{Reset tempo values} コマンドを実行するとテンポ設定値に変わってしまいます。
細かくテンポを変える用途に使えます。
6.5 コンダクタ・ファイルとパート・ファイルの関係 (k-cfpf)
コンダクタ・ファイルとパート・ファイルはシーケンス、小節、ノート行の位置で時間の位置づけを
行います。1小節内のノート行の位置づけは4分音符を100,000の値で計算を行っていて4/4拍子
の場合は4分音符が4つですので、400,000の値での位置づけになります。